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がっちゃん放言記
2026年7月1日
答えのない問いとは、答えが一つではなく、答えを選ばなければならない問いのことです。答えが複数ありますから、経営者はその一つを選択しなければなりません。そこに必要な能力は「判断力」ではなく「決断力」です。
経営における答えのない問いを整理してみると、次のようなものがあります。
人に関する問い(人事・組織)
① 誰を幹部に抜擢するか。
② 組織のモチベーションをどう高めるか。
未来に関する問い(戦略・投資)
① 新規投資(イノベーションへの投資)
② 事業の「撤退」のタイミング
③ 自社のリソース(資金・時間・人)をどこに集中させるか。
既事業の深掘り(守り)に使うべきか、新しい種まきに使うべきか。
倫理・企業文化に関する問い(理念・価値観)
① 「短期的な利益」と「長期的なブランド(信用)」のどちらを取るか。
経営者の「美学」や「倫理観」だけが答えを決める。
② 自社らしい「企業文化」とは何か。
「トップダウンでスピード重視の文化」を作るべきか、「ボトムアップで全員の合意を重視する文化」を作るべきか。
どちらのスタイルでも成功している企業は存在するので正解はなく経営者が「どうありたいか」しかない。
AIがものすごい勢いで進化するなか、答えのある問題の「判断」はAI、答えのない問題の「決断」は人間という住み分けが今後起きると思います。

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この記事の著者
税理士 緒方 芳伸
35年間ずっと試行錯誤しながらやってきました。
35年間税理士事務所・会計事務所を経営して出した結論は、税務と会計を徹底して追求することでした。
今は、本業を徹底することが、経営理念を達成できる一番の近道だと考えています。