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米価格上昇の原因

がっちゃん放言記

2025年9月3日

米価格上昇の原因

お米は、穂が形成される時期(登熟期)に気温が27℃を超えるとイネの呼吸量が増加し、光合成によってできる米粒の栄養分をイネが自家消費してしまいます。これにより米粒にデンプンが蓄積されず、米粒が白く濁ったり(白未熟粒)、亀裂が入ったり(胴割れ粒)するなどして、収量や品質が低下します。2023年の夏は記録的な猛暑となり、気温が27℃を超える日が多発しました。そのため、収量や品質が著しく低下しました。その結果が一年後に起きました。2024年から2025年にかけて日本で騒がれた米価格の上昇について、その原因がいろいろ言われていますが、本当の原因はズバリ地球温暖化による高温です。

お米の品質、収量の低下は、主に業務用米や外食産業向けの米の供給に大きな影響を与えました。多くの企業が求める品質の米が不足したため、その代替として家庭用に販売するお米が業務用に回され、結果的に市場全体での米の供給量が減少し、価格が上昇したのです。米価格上昇の直接的原因は地球温暖化による需給バランスの崩れにあったのです。

米価格上昇の問題は、一時的な問題ではありません。地球温暖化により気温や気象のパターンの変化が起き、それが米の生産に直接的かつ深刻な影響を与えているからです。だから今からも続きます。夏の平均気温平年偏差を見ると、2023年+1.76℃、2024年+1.76℃、2025年+2.3℃と3年連続で猛暑が続いています。備蓄米の放出という一時的な対策では解決にならないことは言うまでもありません。

対策として、①農業の担い手の確保 ②イネの高温耐性品種の開発導入 ③栽培時期の調整 ④田んぼの水を深くする深水管理の導入と作土を深くして水管理の工夫 などが考えられます。長期的視点で現在の温暖化対策を上回る取り組みをして、何としてでも食料の確保をすべきだと思います。

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この記事の著者

税理士 緒方 芳伸

35年間ずっと試行錯誤しながらやってきました。
35年間税理士事務所・会計事務所を経営して出した結論は、税務と会計を徹底して追求することでした。
今は、本業を徹底することが、経営理念を達成できる一番の近道だと考えています。

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