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がっちゃん放言記
2025年7月2日
農業をしていて煩わしいことがあります。作物を守るために雑草と戦わなければならないからです。雑草は作物が必要とする養分や水や太陽の光を奪うだけでなく、病害虫の発生源にもなります。放置すると、作物は不作になり、品質の低下を招きます。そこで人間は必死になって草刈りを始めるのです。
ところが人間は愚かな生き物です。楽をするために、草刈りをしないで除草剤を使う人がいます。除草剤は長期的に見たら危険なものという認識がありません。除草剤を散布し続けると、健康な土壌が砂漠のような土壌になって、作物が育たなくなるということを知らないのです。
作物は土壌から養分、水分、空気(呼吸のため)等の提供を受けています。
作物が立派に育つためには、土壌がこのようなものを提供できる土壌でないといけません。同じ土壌でも砂地や硬い赤黄色土や砂漠のような土では、作物は立派に育ちません。作物が立派に育つためには団粒構造を持った土壌であることが必要です。孔隙(こうげき)に富み柔らかくフカフカのことを団粒構造と呼んでいます。
団粒構造の土壌を作る主役は土壌の中の微生物です。除草剤を土壌に散布すると、特定の微生物は死滅して、除草剤に抵抗力を持った微生物のみ生き残ります。秩序としてあった微生物の多様性を壊します。土壌にとって微生物の多様性ほど大切なものはありません。これが崩れると、作物の病害の抑制ができなくなったり、土壌構造の維持ができなくなります。糸状菌(カビ)の菌糸や細菌が分泌する粘質物質、さらにミミズなどの土壌動物の活動が阻害され、特定の種のみ優占して、全体のバランスが崩れると、団粒構造の形成・維持ができなくなります。この結果、土壌は、透水性、保水性、通氣性、保肥性、病害虫抵抗性を失い、砂漠のような土壌に変質します。
この結果、食料の供給ができなくなり、人間は自らの行為で自分の首を絞めるのです。


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この記事の著者
税理士 緒方 芳伸
35年間ずっと試行錯誤しながらやってきました。
35年間税理士事務所・会計事務所を経営して出した結論は、税務と会計を徹底して追求することでした。
今は、本業を徹底することが、経営理念を達成できる一番の近道だと考えています。