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がっちゃん放言記
2023年12月5日
デジタル化が進み、ペーパーレスを目指すという風潮があります。
しかし、ちょっと待ってください。紙を侮ってはいけません。最近の研究では、紙の凄さが分かってきました。
東京大学院総合文化研究科の酒井邦嘉教授とNTTデータ経営研究所の共同研究によると、「スマートフォンなど電子機器でメモを取るよりも、紙の手帳に書いた時の方が記憶の定着や記憶の再生に効果を持つ」ことが初めて明らかになりました。さらに集中力を要求される仕事や記憶力・創造性を重視するような場合には、紙はデジタル画面にはない特徴を発揮し、いぶし銀の活躍を見せてくれるそうです。
一方、デジタルの方は、画面を制御するコンピューターは、大量の文章を保管でき、修正や変更なども瞬時に行えるだけでなく、変更履歴や変更日など自動記録も可能で、紙では途方もない労力を要する作業が画面上なら秒単位で完了するという利便性を持っています。
大切なことは、効率だけを重視して紙の底力を忘れてはいけないということです。ペーパーレスという言葉は、デジタル化などによって、紙の使用をなくすという意味のようですが、あまりに短絡すぎます。紙の底力を知らずに紙を厄介者扱いしています。完全に間違った方向性です。
デジタルは、どちらかというと、スピードや量の対応に貢献しますが、紙は質、特に創造性に大きく貢献します。
デジタルと紙とは、本来対立するものではなく、どちらにも大切な役割があります。デジタルと紙を適材適所で使い分けるか、もしくは両方を組み合わせて使うかが大切になってくると思います。

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この記事の著者
税理士 緒方 芳伸
35年間ずっと試行錯誤しながらやってきました。
35年間税理士事務所・会計事務所を経営して出した結論は、税務と会計を徹底して追求することでした。
今は、本業を徹底することが、経営理念を達成できる一番の近道だと考えています。