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がっちゃん放言記
2021年11月30日
「ガッチャン放浪記」を上辞したところ、沢山の励ましや、様々な有難いコメントをいただきました。
本当に有難うございました。
中でも一番反響があったのは、136ページに書いた「多座標軸の世界」でした。
この中で「自然には倫理はない」と言い切っていました。
これについてもっと説明せよという意見がありました。
当時のことを思い出しながら、その時の心境を語ってみたいと思います。
そもそも倫理とは何かというと、「人間が人間社会で生きてゆくために守らなければならない規範」です。
私は、外国を放浪していた時、私のお辞儀に対して外国人が奇異な目を向けたことから、倫理に疑問が湧いてきました。
「倫理とは人間が勝手に作ったものではないのか?」
人間は物事を2つに分けて正しいか間違いかと二者択一する傾向があります。
そして、どちらでもないと言うと曖昧さを責められます。
しかし、自然の摂理はもっと懐が深いと思います。
傷んだ道のアスファルトの間からでも草が生えます。
傷んだ土の中からミミズが出てきます。
自然の摂理はどちらでもいいという選択肢を持っているような気がします。
人間は物事を理解しようとする時、それと対立する概念を引っ張り出して、その違いによって理解しようとします。
例えば海を理解しようとする時、陸との違いで理解しようとします。
そのせいか二つの対立するもの(二項対立)による思考が身についています。
これにより文化や学問が発達したことは事実ですが、二項対立は、時には人間に災難をもたらします。
二項対立の思考の過程で、それぞれ異なる価値観やイデオロギーが流入するからです。
人間の守るべき規範である倫理にも異なる価値観やイデオロギーが入ってきます。
価値観やイデオロギーは異質なものを認めません。
結局二項対立の思考は、人間社会に対立や争い、そして不安という災害をもたらします。
自然には二項対立はありません。
あるのは高次元の多座標軸で、全ての物を統合した自然の摂理です。
統合された秩序ですから、自然もバランスが崩れると、それを治すために暴れることがあります。
これが自然災害です。
一方、人間の方は、二項対立の思考でバランスを崩すと対立、争い、苦しみとなります。
秩序を求める自然の摂理に反しているからです。

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この記事の著者
税理士 緒方 芳伸
35年間ずっと試行錯誤しながらやってきました。
35年間税理士事務所・会計事務所を経営して出した結論は、税務と会計を徹底して追求することでした。
今は、本業を徹底することが、経営理念を達成できる一番の近道だと考えています。